2017年7月6日木曜日

マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドが富を築いたストーリー


Tです、

興味深い男がいます。

彼はパンツを履き替えない男

…として有名です。

その男は大富豪です。

パンツどころか、世界中の洋服を
全て買える資産を持っています。

彼1人の決断で国家を揺るがす
権力を持っているにも関わらず、

朝から晩まで働き続け、
パンツを履き替える暇もなく、
擦り切れるまで同じ1枚を
履き続けていたそうです。

やがて彼は5人の息子に事業を継承し、
1812年に68歳で亡くなりました。

その男の名は、

マイヤー・アムシェル

金融財閥ロスチャイルド・ファミリーの
基盤を作った人物です。

彼が富を築いた物語は非常に興味深いです。

今や世界を動かす力を持つ…
と言われるファミリーの原点は、

ゼロから・・どころかマイナスから
のスタートだったわけです。


ロスチャイルドファミリーの原点


マイヤー・アムシェルは
ドイツのフランクフルトに生まれました。

が、

生まれ落ちた地点は
「ゲットー」と呼ばれる貧困街…

ユダヤ人というだけで
石を投げられ散々イジメられます。

成り上がる事など到底
不可能な状況に見えました。

そんな状況で生まれ育ったのです。

彼の両親は商売をしていました。

雑貨を幅広く扱う両替業を営み、
赤い盾が看板として建てられていました。

つまり、これがドイツ語で
「ロートシルト(赤い盾)」

英語で言うロスチャイルドの
名前の由来なのです。

幼少期から両親に商売の
基礎を徹底的に教わりました。

マイヤーはユダヤ教の聖職者ラビになる
養成スクールに入学していたのですが、

やがて、父が死に母が死に
13歳でキャリアをスタート
せざるを得ない状況だったのです。

貧困、孤児、差別、無教養…

八方ふさがりの状況でしたが、
ビジネスで成功する…という道の
可能性だけほのかに光が見えたのです。

彼はその道に賭けたのです。

彼が始めたのは自分が
大好きだった古銭の売買です。

が、

庶民にとって今使えない銭に
誰も興味を示そうとはしません。

商売は全くうまく行きません。

貧乏でお腹がグーッとなっても、
眠気でまぶたが落ちそうになっても、

彼は諦めず信念を揺らがさず、
古銭にまつわるエピソードを集め、
成分の分析を研究し、中東からロシアまで
世界中の古銭を収集します。

やがて「マイヤー古銭学」と呼ばれる
ほどの知識を身につけたのです。

忍耐、努力、倹約、コツコツ

この言葉がこれほど似合う人はいません。


昔の銭より今の銭…


そんな彼にある日、
小さなチャンスが訪れました。

物好きの名門貴族に仕える将軍が
古銭屋にやってきたのです。

普通であればお金持ちから
騙してでも奪い取ってやれ…
と売り込み攻勢にかける所でしょう。

でも、

マイヤー・アムシェルは
それをしませんでした。

その古銭の特徴を語らず、それに
まつわるエピソードを話したのです。

古今東西にわたる古銭の知識を
ユーモアを交えたっぷり語ります。

20歳そこらの若者の語り口に
将軍はやがて引き込まれて行きます。

マイヤーは他にもバックグランド
ミュージックなどを工夫して、
心地よい空間をお客様に
徹底的に提供したのです。

「これは面白い」と上流階級の人たちが
彼から古銭を買ってくれるようになります。

彼は前にも増して、
忍耐、努力、倹約に磨きをかけ、
お客様に最高のサービスを提供し続けます。

周りの若者は仕事で手を抜き、
小さな努力を放棄して、賭け事や
アルコールに明け暮れます。

でもマイヤー・アムシェルは
コツコツと努力を続けたのです。

将軍に1、2度古銭を売り込めた
からと言って大した金にはなりません。

相変わらず貧乏なままでしたが、
倹約を続け古銭を仕入れ続けます。


コツコツが最後に勝利する!


次に、

彼が目をつけたのは通販事業でした。

今で言う、

ダイレクト・レスポンス・マーケティング

というビジネステクニックの
走りのようなビジネスモデルです。

古銭のカタログを通信販売の形で、
地方の諸侯や貴族に売り込むという
アイデアを思いつき実践します。

まだ郵便制度も整備されていない
時代には画期的なアイデアです。

カタログへの飾りにこだわり、
そこに自筆の手紙を添えます。

古銭に合わせ、やや古風の文体を使ったり、
物語の文章は推敲を重ねます。

こうした教養と技術のある商売を
同業他社はなかなか真似できません。

紹介が口コミで広がり、
さらにマイヤーの古銭ビジネスは
貴族、諸侯に注目が集まったのです。

「ユダヤ人はお金を大切にする」

という事が有名ですが、実は
それよりも知恵を大切にします。

財産は没収されるかもしれません。

お金も金も銀もダイヤモンドも
誰かに奪われ盗まれるかもしれません。

でも耳と耳の間の脳に蓄えた知恵
だけは誰も奪うことができません。

だから人生に最も役立つのは
権力でもなければお金でもなく、

人が真似できない無数の独自の
ノウハウだけがどんな状況で
あろうと自分を支える。

そのユダヤの教えをマイヤーは
身を以て知っていたのです。

こうして彼の商売は少しずつ
上向きの気配を見せて行きます。


耳と耳の間に資産を築く!


こうしてコツコツと築き上げた
宮廷とのコネにより、彼はさらに
大きなチャンスを掴む事になります。

当時のドイツの大王を父に持つ
ヘッセン・カッセル伯爵公に、
(後のウェルヘレム9世)
お目通りを許されたのです。

この出会いが後のロスチャイルド財閥を
築く、大きなきっかけになりました。

マイヤー・アムシェルは
ここでデカイ勝負に出ます。

まずはカッセル伯爵との
パイプをつなぐために、公の
古銭収集に献身的な協力をします。

原価を割ってでも古銭を売るだけでなく、
そうして仕入れた古銭を高値で買う
お客も紹介したのです。

つまり、古銭取引の楽しさを与え、
1回限りの取引で終わらさず、
継続的な取引関係に変えたのです。

マイヤーの非凡な才能は、
一度うまく行った事を継続し
やり続ける事にありました。

目先の小事に捉われず、長期的戦略を持つ、
大きな広い視野を持っていたのです。

相変わらずマイヤー自身は貧乏でしたが、
カッセル伯爵へのサービスを続け、
ついに「宮廷御用商人」という
称号を手に入れる事になります。

当時、厳格な身分制度や法律規制が
あった時代にユダヤ人がその地位に
つくのは異例の事です。

マイヤーは妻グーテレとの間に
5人の息子5人の娘がいました。

そしてマイヤーは信頼を勝ち取ります。

当時、国王となっていた
ウェルヘレム9世の財産運用の
一部を任されるのです。

つまり「金融大臣」のような地位です。

為替手形の取引、軍事費に悩む諸侯や
君主への貸付、抵当、手形、証文など
今でいう銀行業を取り仕切るようになります。

この分野で力を発揮します。

5人の息子たちと一丸となり協力し
銀行ビジネスを成功させたのです。

その後、その情報網、商才、戦略を
駆使し、ヨーロッパで大きな権力を
握るようになります。

18世紀から19世紀の100年で
一族が築いた富の総額は4億ポンド
という途方も無いものだったと言います。


家族で協力して大富豪へ…


ロスチャイルド家と言えば、

「世界を操る闇の支配者」

などとも呼ばれ陰謀論が無数に存在します。

何が真実で嘘なのか、その真偽は
私のような凡人に知る由もありません。

が、

マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド

彼のマインドセット

「忍耐と継続、努力」

その姿勢は間違いなく尊敬に
値する商売人の鑑のはずです。

資産を築く土台を作ったその姿勢は
現代のビジネスマンも十二分に
見習うべきではないでしょうか。

やがて彼は5人の子供を
動乱のユーロッパ各地に、

長男アムシェルをフランクフルトに、
次男ソロモンをウィーンに、
三男ネイサンをロンドンに、
四男チャールズはナポリに、
五男ジェームズをパリに

それぞれ進出させ、ヨーロッパ
大陸にまたがる国家を超越した
ロスチャイルド金融王国を築くのです。

マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド

初代の彼は巨額の富を築き、
ロスチャイルド財閥の基盤を
作った人物なのです。

そして…

物語はここで完結しません。

私はマイヤーさんによく似た人物を
現代社会に発見してしまったのです。

その男も10代の頃から、家を出て
貧乏放浪生活を始めました。

仕事がないときは、バス停の
地面で寝ていたそうです。

最初はウェイターや工場での労働など
底辺の仕事しか与えられないのですが、
彼は他の従業員とは違いました。

彼だけは2倍以上ものチップを
もらっていたそうです。

いかにサボるか、いかに奪うかを
みな考えて仕事をしている中で、
彼は徹底的に提供を考えました。

初めてのお客さまにワインを奢るなど
居心地の良い空間を提供します。

するとファンが増え、彼を指名する
お客さまがどんどん増えたのです。

ただ…

そこで光り輝くような才能の片鱗を
見せるものなかなか芽が出ません。

黒人が住む家の部屋を間借りし、
床の上にベッドもなく寝ていました。

そんな彼も壮絶な生活を抜け出した
きっかけは「通販」での成功です。

家の近所の大学でパスワードを盗み
インターネットを使っていたようです。

まずはイーベイでものを売り始めたそうです。

初めは全く売れません。。

でも紹介文に工夫を加えると
次々に売れ始めたそうです。

ある程度の収入を稼ぐようになり、
気を緩めてしまう人が多い中、
彼はスキルをコツコツ磨き続けました。

忍耐、倹約、努力を旨に
自分の脳に資産を蓄えて行ったのです。

そんな折、ある投資案件を
偶然発見してしまったそうです。

それに全てを賭けたところ…

彼は子孫が遊んで暮らせるだけの
莫大な資産を構築してしまったのです。

現在、彼には6人の子供がいます。

特殊な英才教育を施しているようです。

ロスチャイルド家もびっくりの
現代の新たなる資産家ファミリーを
形成しようと目論んでいるのです。

その彼の生き様、そしてこれからの
戦略の一部始終を以下の手紙で
目撃してください。

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