Tです、
コピーライターは表舞台にあまり出ません。
(露出しすぎる人もいますが、、)
裏で隠れてビジネスをコントロール
するのが役割です。
だからこそ、これからコピーライター
になるための訓練をするにも、
どこで、誰と、何を、どうやって、
どんな風にすればいいのか?
臨場感が湧かなかったりします。
そこで、
コピーライターというのは一体
どんな人物なのか?
X-Jr.コピーライタースクール
第一話にも出てきた人物である、
クロード・C・ホプキンスさん
について今回は紹介します。
彼はコピーライティングを作った
3人組の一人、伝説のパイオニアです。
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とは言え、、
彼は故人です。
私自身が会って、インタビューして、
五感を使って観察しレビューした、
というわけではないことは、
最初にハッキリと言っておきます。
ネット情報や書籍を通じ調べただけです。
もしかしたら誤報や誤解がある
ことも否定できません。
あくまで私のフィルターを通じた
一つの視点であることを理解してください。
クロード・C・ホプキンス
Claude C. Hopkins
|
彼は1866年生まれです。
その頃の日本は幕末で人々はまだ
チョンマゲを結っていた時代です。
ちょうど徳川慶喜が
15代将軍に就任した年です。
この時代に広告の反応率を
A/Bスプリットテストしていた
人物がいたのだと想像すると…
かなり奇妙な感覚がします。
若い頃からカーペット屋さんや
製薬会社などで広告を書きながら、
コピーライターとして修行します。
ホプキンスさんは41歳の時、
シカゴでキャリアが花開きます。
アルバート・ラスカーさんの会社
ロード&トーマス広告会社に雇われます。
当時の頂いていたお給料は年収で
$185,000(約2000万円)
(※1900年代のアメリカ人の平均
年収が$438の時代、つまり約400倍!)
紙とペンだけで稼ぐコピーライター |
コピーライターはとにかく
金が稼げる商売なのです。
クーポンコードを使い反応率を計測し、
ヘッドラインを変えてテストしたり、
オファーやUSPを見込み客に
合わせて変更させる、
…といった手法を用い、
広告の反応を計測し結果を改善する
現代にも通じる広告テクニックを
開発し使用し始めたのは彼なのです。
(現代でも分かっていない
広告マンもかなり多いですが…)
ホプキンスさんはシカゴでこうして
夢中で広告を作っていたそうです。
私も以前3ヶ月ほどシカゴに
滞在した経験があります、
冬は寒く(氷点下10℃など)風が
キツいですが、とても美しい街でした。
ただ私は呑気にキャラメル味の
ポップコーンを食べてはしゃぐ若僧でした。
(美味しかったですが…)
当時からしっかりと本格的に
コピーライティングを学んでおけば
今頃、お給料の桁にゼロが1、2個
付け加えられていたかもしれません。。
ポップコーンも良いですが… |
そんなホプキンスさんは、自分が
成功した最大の理由はこれしかない
と、著書で述べられています。
一つ目が、
勤勉に働くということ、
以下、引用します。
”わたしには勤務時間という
概念はなかった。
日付が変わる前に仕事が終わったら、
それが休日だった。
オフィスを出るのが深夜の二時
になることも少なくなかった。
日曜は最高の仕事日だった。
邪魔が入る心配がないからだ。
ビジネスの世界に足を踏み入れてから
最初の16年間は、夜も日曜日も
たいていは仕事をしていた。
わたしが広告の世界で人より
高い場所に到達したとすれば、
あるいは人より多く成し遂げたとすれば、
それはわたしに特別な能力が
あったからではなく、
人よりずっと長く働いたからだろう。”
…
努力だけで結果を出せるというのは、
私のような何の取り柄もない
人間にとって安心できる言葉です。
コピーライティングのスキルに
特別な才能がいらないというのは、
これまで自分を見下してきた
ライバルを逆転できるチャンスなのです。
そしてホプキンスさんが
あげるもう一つの成功要因は、
「貧しさを体験したこと」
だと述べられています。
”もしロールスロイスや
ティファニー、スタインウェイの
ピアノの広告を任されていたら、
わたしは必ず失敗していただろう。
わたしには金持ちの反応はわからない。
しかし、庶民のことは知っている。
わたしの言葉は平易で、文章は短い。
学者はわたしのスタイルをバカにするだろう。
虚栄心の強い金持連中はわたしが
呼び物にする特徴を笑うかもしれない。
しかし何百万ものつつましい家庭では、
庶民がわたしの広告を読み、
商品を買うだろう。
人々は広告の書き手が自分たちを
理解していると感じる。
そして広告においては、顧客の
95パーセントは庶民なのだ。”
…
Jr.コピーライタースクール
授業の第一話で仙人さんは、
なぜJr.コピーライターは初年度の
年収を600万円で抑えるべきなのか?
1000万、1500万、
3000万、億越え、、と、
高額報酬を取りたい気持ちを抑えて
600万円でセーブした方が良いのか?
そして年に10%ずつ
増やした方がいいのか?
私のような凡人には意味不明な
コンセプトに隠された理由
の一部を教えていただきました。
贅沢をするとお客さんとの現実が
離れてしまい理解できなくなるのです。
お客さんの現実から離れないで理解する、
これは最大の武器である、
というマインドセットも学びました。
超一流のコピーライターが同じような
理由を言うことに驚愕しました。
強欲な贅沢野郎は好きですか? |
クロード・ホプキンスさんは
ロード&トーマス広告会社の
会長職をしてキャリアを終え、
1932年に亡くなります。
数々の広告を世に残し、
そして2冊の本を残しました。
彼の本は日本でも邦訳されています。
『広告でいちばん大切なこと』
“My Life in Advertising”
『マーケティング21の原則』
“Scientific Advertising”
出版後100年近く経った私たち
子孫にも読み継がれ残されているのです。
まさにコピーライターの鏡です。
今後このブログでも彼の本の詳しい
書評・レビューをしたいと思いますが、
今回は簡単に、
クロード・C・ホプキンスさんの
著書「広告でいちばん大切なこと」
一言で言って素晴らしい本です、
テクニックよりむしろ
マインドセット重視です。
「広告には書き手の人生が現れる」
ということを学ぶことができます。
襟元を正し、正座をしてじっくり
読みたくなる内容です。
「こんな騙しテクニックを使って
反応率を高めればいいよ~」
と言ったニュアンスを感じる
ナンチャってコピーライターが
書いている本を読むのとは違います。
優れた古典的な名著と言えると思います。
しかし、、
アメリカという異文化の古臭い情報を
使って広告が書けるほど、
私のマインドは優れていません。
コアのコアのマインドセットを元に
現代の日本社会に合わせて、
最新のコピーの書き方を教えてくれる
人物というのは日本で彼しかいません。
それが、
X-Jr.コピーライター養成スクール
を開校した「仙人さん」です。
彼の生き様が書かれた手紙があります。
気軽な気持ちで飛ばし読みする
つもりなら決して見ないでください…
襟元を正してからクリック
襟元を正してからクリック
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